2018年9月1日土曜日

かけある記 アングルシー議会を訪問(2018年)

「日立のウィルバ原発建設計画の拒否」を求める

議会開催中とのこと。数名の議員と応接室で名刺交換。
広い議場に案内される。

私は「福島県浪江町で約30年議員をしていること。事故から7年4ヵ月。この間県内では2,211名の災害関連死が起きていること。私自身避難者であり、高濃度汚染地区で帰れる見通しが立たないこと。日立のウィルバ原発建設計画は莫大な国民負担と、世界最大規模の『原発事故の輸出』であり、市民と地域の将来に責任を持つ議会が原発建設計画を拒否する、賢明かつ勇気ある判断を求めたい」と訴えた。
 
根本さんや、藍原さんも報告。その後、議員とのやり取りがあった。

原発で40年間(会社の)カウンセラーとして働いていたというある議員はこう話した。『原発労働者は年一回健康調査を受け、何も問題がない。安全担当者もおりしっかりやられている』(わかっていない。原発が暴走したらどうなるの?)

発言二人目。意外な発言があった。「コメントと質問がある。この計画は政府が決めた。我々には後から原発が来るという話になった。ウィールズ地方全体、アンガシー議会で反対の態度を示せなかった」それに続く質問「日本に民主主義があるのか?」に、根本氏は「ない」と即答したのである。

「私は最初から反対をしていた」という議員や同調する議員など、彼らは次々発言。

予定の30分を大幅に超過。焦る女性職員が何度も議長に話しかけるがそのまま (彼女はたまらず退席した)。





橋の向こうがアングルシー島。本土と結ぶ橋は二本しかない。

宿泊したコテージからブリタニア橋まで朝の散歩、15分くらいで到着。片側一車線は大混乱になるだろう。これで緊急避難できるだろうか。