2018年11月8日木曜日

かけある記 県知事選、町田氏及ばず(2018年10月30日)

県民の暮らし守り、復興前に進める「つくる会」町田氏

28日行われた県知事選で奮闘した「みんなで新しい県政をつくる会」(つくる会)統一候補の町田かずし氏は得票を伸ばすことができず、残念な結果に終わりました。

28日、開票開始と同時に内堀氏の当確が出るなど、マスコミは「無風再選」(10月29日福島民友)などと報じました。その背景に何があるのか、「つくる会」とともに奮闘した町田氏(日本共産党福島県委員長)の立候補の意義について私の意見を若干述べておきたいと思います。


「無風選挙」となった大きな要因は何か。

原発被災県として欠落している報道は何か。例えば「事故検証委員会」設置(下段参照)を決断しない内堀県政に切り込んだ記事は一切ありませんでした。莫大な予算をつぎ込むイノベ・コースト構想も同様です。

当選後はどうか。「進化へ現場主義貫く」(10月29日民報)などと、避難者の意向調査もしない、避難解除されてもいない帰還困難区域の仮設住宅打ち切り(双葉町・大熊町を除く)など、現場からかけ離れている内堀氏を天まで持ち上げる見出しが躍っている。

しかし、今も続く事故の影響は勿論、消費税増税や憲法破壊、原発再稼働など、安倍政権=内堀県政と県民との矛盾は深まり、『内堀圧勝』とは無関係にその矛盾を突き付けられるだろう。

県民の暮らしを守る「つくる会」と町田氏の政策は今後、大いに生かされるでしょう。




安倍首相の改憲策動と世論、反対多数

安倍首相は臨時国会で、憲法審査会に改憲案を提案し、発議に向けた動きを加速させようとしています。日本経済新聞(10月29日)の世論調査では「憲法改正への慎重論が強まった」と報じています。「反対だ」が最多で37%、これは10月の28%より9ポイント増えた」そうです。


国民が望まない改憲など、阻止するためにたたかいを広げましょう。



冬支度・ある山里の風景