2018年1月31日水曜日

かけある記  猛烈寒波、大雪、強風、各地で悲鳴!!(2018年1月28日)

昨日(27日)、郡山市の柴宮団地の方から水道管凍結の相談がありました。

24日頃、住宅の水道管が凍結。困ってしまって県復興住宅支援センターに電話したら水道業者を紹介されました。業者に調べてもらったところ、『コンクリートの中にある水道管が凍結しているので暖かくなるのを待つしかない』と言われた。「保温材を巻いていないとすれば、自分ではどうしようもない。何とかならないか」という相談です。

団地内では何件も凍結しているとの話でした。南相馬市の住宅でも「瞬間湯沸かし器のパイプが破裂、水浸しになった」という「事故」も起きています。
まだまだ寒さは続くでしょう。「水道管凍結」は各地で起きております。

私は昨日「原発訴訟全国集会」(東京)に出席していたので帰宅後の相談であり、まだ柴宮団地の現場には行けないのですが、郡山の岩崎市議や、神山県議とも連絡を取り、対応について相談中です。もし「保温材巻き付けなし」であるとするならば「設計・施工」上の問題かもしれません。いずれにせよ「水なし」では生活は不可能です。
除雪が大変。石倉団地の雪・1/28朝  






原発訴訟全国支援ネットワーク設立

原発ゼロと新たな救済制度を

1月27日、都内・文京区民センターで開かれた設立総会には津島原発訴訟原告団長今野秀則氏、「原発事故完全賠償を求める会」からは共同代表馬場績と事務局次長の今野美智雄氏が出席。全国総決起集会には原告団・弁護団・支援団体など約300人が参加しました。

▼結成総会で挨拶する馬場、今野原告団長と今野(美)





「支援ネット」は「原発事故の原状回復・完全賠償を求める訴訟を支援し、原告団、弁護団、市民社会と連携活動する」ことを目的に結成されたものです。次の役員が選出されました。

代表世話人:岩田 鐵夫(東京)
世 話 人:綿織 順子(神奈川)
  〃   松崎 誠 (福島) 
 〃   奥森 祥哲(京都)
  〃   馬場 績 (福島)
事務局長 :岸本 紘男(千葉)

2018年1月22日月曜日

かけある記 医療介護の無料が継続されます。(2018年1月21日)

「夫の糖尿病が悪化し、入院になるかもしれない。医療無料継続されるのか心配です」との相談がありました。早速、町担当課長にTEL、確認したところ「免除通知が切れる(2月末)ので、210日頃までには無料継続の通知を送る予定です」とのことでした。

身近な友人の健康が心配

つい最近も、福島市に避難しているA氏が、津島の伝統芸能である「田植え踊り」の練習中に「体調が急変、救急車で運ばれた」とのことでした。働き者だったN子さんは119日の「ふるさと返せ!津島原発訴訟」に、「体調がよくない」とのことで裁判集会に来れなかった。
12月には二本松市石倉復興団地で「孤独死」で発見された事故もあった。一人暮らしの高齢者いうこともあり、発見が「死後数日後」という悲しい事故でした。
また自治会長を務めるなど元気だったSさんは最近67歳で亡くなった。
折しも郡山医療生協病院組合員ホールで開催された「チェルノブイリ報告会」に参加された伊藤浩志さんと面会。会場で彼の著書『復興ストレス失われゆく被災の言葉』を求めた。原発事故と健康リスク問題など、氏の専門分野である「脳神経科学」の学問と現状の洞察の著作である。被災者の健康対策は復興の柱でもある、と。


ふるさとを返せ!津島原発訴訟第11回裁判

1月19日・午後2時~福島地裁郡山支部で開かれました。

▼裁判所までデモ行進

原告二人が意見陳述しました(要旨)

■古山さん(62歳・男性・肥育農家いわき市に避難)
私は21歳で帰京。以来34年間、父と家族で畜産業に専念してきました。年商は2200万ほどでした。
私の長男も三代目を決意してくれました。それが夢でした。津島にいたころは毎日訪問者がありましたが、今では家族以外、誰とも挨拶をしない日は珍しくありません。津島での元の生活を取り戻せるなら、ビタ一文いりません。元の津島に帰してください。これが私の心からの願いです。

南雲さん(55才・女性・元津島児童クラブ指導員・福島市に避難
外で炊き出しをしていた3月14日、白い防護服を着た警察官らしき人が「中に入りなさい」と、どなってきたのです。あの時、国も、東電も津島が危ないと分かっていたのではないですか。再び子供たちの、あの元気な声が聞ける津島に戻してください。

コール「国・東電は責任をとれ」

2018年1月14日日曜日

かけある記 原発ゼロへ、「原自連」が法案を発表!!(2018年1月13日)


「原発の終わりの始まり」被災者・避難者の一人として歓迎します。

110日、小泉、細川元首相が顧問を務める「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」が法案骨子を発表しました。

法案では「福島第一原発事故は、極めて危険かつ高コストで、国民に過大な負担を負わせることになった」、「原発は直ちに停止する」と指摘。そして「新たな産業と雇用を創出する成長戦略の柱として」自然エネルギーを位置付け、その比率を「2030年までに50%以上、2050年までに100%とする」という目標を法案で定めたことも注目されます。


昨年暮れには四国電力伊方原発の運転差し止めの判決が広島高裁で下されました。いずれも「原発なくせ」の大きな世論の力ではないでしょうか。

一方、日立製作所が進める英国への原発輸出を政府保証付き(約1.1兆円)で進めるとか、規制委員会が東電柏崎刈羽原発 67号機の再稼働審査「合格」、「原発の活用は欠かせない」(112日・世耕経産大臣記者会見)など、原発にしがみつく安倍政権のよこしまな策動が続いています。
今年は福島第二原発廃炉の早期決断を迫る年でもあります。


浪江町で盛大に成人式

成人の皆さんおめでとうございます。

冬ばれの1月7日、避難解除された浪江町で、真新しいスーツや晴れ着姿に包まれた新成人114名が出席して盛大に成人式が行われました。

入院中の馬場町長に代わって宮口副町長が式辞を代読。「未だに町の80%が帰還困難区域として避難継続されており、(解除された町内でも)買物など、きびしい状況におかれている」と語り、「浪江町の創建に若い皆さんのお力沿いを」と語りかけました。

9条改憲を許さず、いつの世も平和な青春を送れますように

2018年1月2日火曜日

かけある記 迎春 平和・くらしの復興をともに(2018年1月1日)

あれから7年。新年をいかが迎えられたでしょうか。

皆さまには昨年4月の町議選、そして突然の解散総選挙。共に戦い、共にご支援をいただきましたこと心から感謝申し上げます。

安倍政権による「虚」をつくような総選挙、「小池新党」による突然の分断と逆流。共産党は逆風のなかで市民連合と野党共闘の実現に果敢に挑戦。
東北比例では現職高橋千鶴子さんの当選と福島1区での野党統一候補金子恵美さん(無)の当選を勝ち取ることができました。
全国的には身を挺して奮闘した共産党は残念ながら後退しました。しかし、立憲民主党の誕生と勝利は日本の政治史に残る「革命的市民の勝利」ではないでしょうか。
自・公で313議席、3分の2を侮るわけにはゆかないけれども、小選挙区制による民意のゆがみであることは明らかです。

避難解除されても買い物や医療の不安は解消されていません。ごく一部に限られた帰還困難区域の整備計画の見直しも待ったなしです。皆さんとともに医療無料継続など暮らし再建のために全力で頑張ります。

今年は、改憲勢力による「歴史の逆流」をとめ、『戦争は永久に放棄する』ことを明記した平和憲法を守り、安倍改憲を発議させないために3000万署名に全力で取り組む決意です。

2018年 新春に詠む 馬場 績

 ならびゆく子らの歩みに大銀杏
  つもる雪仮設の家は人影もなき
   平和とは九条まもる一筆にあり         
    永遠の声九条のかけらも変えさせぬ
     九条と原発事故を永遠に伝えり