2019年10月22日火曜日

かけある記 台風19号あれから1週間、被害甚大。(2019年10月19日)

台風19号被災の皆様に心よりお見舞い申し上げます。



営業再開の佐々木さん(浪江)、本宮で被害


甚大な被害を出した台風19号。阿武隈川と安達太良川の堤防決壊で本宮市内中心部に深刻な被害をもたらしました。

浪江町から避難し、本宮市で再会していた(有)ササキボディーの佐々木さんも被害を受けた一人です。私は19日、浸水被害を受けた佐々木さんの自宅・工場の被害現場を訪問。被害の状況などを聞き取りしてきました。

佐々木さんは原発避難後、一時、白河市で営業を再開。その後6年前に現在地(本宮市舘)に移転・再開しました。被害の状況を話してくれた奥さんは「本宮にもなじみのお客さんができてきた矢先に…」と突然の被害に呆然とするばかりです。

「台風が来た12日は浪江が心配なので社長と二人で浪江に行っていた。朝早く部長から電話があり本宮に戻った」「すぐそばを流れている安達太良川は『8.5水害(1986年)』を受けてその後、築堤されたので、ここは大丈夫だと聞いていたのに…」と被害の大きさに言葉を飲み込みます。

畳も床も引きはがされた自宅は屋根下(約2メートル以上)まで浸水し、白い壁には濁流の跡が残っています。車検の車は約20台、会社の新車のユニーク車もスッポリ水につかり、車体には泥がついたまま。修理工場の機器も使えるか不明です。「これからどうするか、今のところ何も考えられません」と話していました。

まず、罹災証明を


県内、圏外に非難されている浪江町民も各地で大きな被害にあわれた方がいると思います。罹災証明は避難先の自治体で、税の減免や、災害復旧に関わる諸制度を活用する場合に必要となる証明です。

郡山で被害にあわれた方から相談があり、写真など絵を持参し証明証の発行を受けるようお伝えしました。諸制度の活用についてもご相談ください。