台風・豪雨被害に町独自の見舞金支給
11月19日の全員協議会で町が報告
台風19号から1カ月が過ぎました。その後の豪雨被害にあうなど二重三重の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。
佐藤副長長は議会全員協議会の冒頭、現在把握している被害状況と町の対応について報告。「災害見舞金を含む他の予算1億3千500万円の専決処分をした」と報告がありました。
【浪江町内の住宅被害・計22世帯】
- 半壊:7世帯(北順礼河原1、上川原1、ほか樋渡など5世帯)
- 一部損壊:3世帯(権現堂広町1、牛渡字竹ノ花2世帯)
- 床上浸水:12世帯(権現堂7、川添二又川原1、牛渡4、北幾世橋字荒井前1)。
【福島県内の住宅等(車両も含む)・88件】
- いわき市で56、福島市2、二本松1、本宮7、須賀川1、相馬市14件。
【県外避難先の住宅等(車両含む)・15件】
- 埼玉県2、茨城県3、群馬県1、長野県1、宮城県2件。
災害見舞金の範囲(※罹災証明必須)
◆浪江町の見舞金支給に関する規定(平成元年8月14日)
- 住宅が全壊または半壊した世帯(1世帯あたり30万円)
- 床上浸水した世帯(1世帯あたり5万5千円)
全員協議会では農地・農作物被害に対する補償・見舞金や、床上1メートル未満や床下浸水が対象外になることなど、制度の矛盾や要望など多数の意見が出されました。
赤宇木(浪江町)の「田植え踊り」
避難先で披露・各地から参加、映像記録
11月17日、二本松男女共生センターには、伝統芸能「赤宇木の田植え踊り」の衣装に身を包んだ一団が勢ぞろいした。原発避難後、9年目にして発表できる興奮と喜びが伝わってくる。
「津島の田植え踊り」は南津島、上津島、下津島、赤宇木の4地区に伝わり、豊作を願って踊り伝えられてきた伝統芸能(福島県重要無形民俗文化財・国選択無形民俗文化財指定)です。
「残しておきたい」、小学2年の男子も踊る
ササラ役を見事に務めた小学2年の息子と早乙女のお父さん。観客席にはその祖母が。感慨無量でした。