2017年10月25日水曜日

かけある記 衆議院選挙、全力で戦いました(2017年10月24日)

共産党は残念ながら後退・また躍進を目指します


一、選挙結果について

今度の選挙で比例東北では現職の高橋千鶴子さんが当選。しかし、共産党は21議席から12議席に大きく後退、残念ながら敗北しました。
浪江町支部・後援会は前回得票を踏まえ、比例1000票を目標に闘いましたが、結果は比例得票565票(得票率7.93%)、小選挙区では604票(得票率8.37%)でいずれも2014年衆議院選挙より後退しました。※下表参照ください


二、今回の選挙をどう見るか

1つは野党4党(共産、民進、自由、社民)と市民連合の共闘合意が、民進党の背信で野党共闘路線に逆流が起きました。しかし日本共産党は市民と野党共闘の成功のため一貫して努力し、83の選挙区で候補者を立てず、「比例は共産党」の立場で誠実に奮闘しました。

2つはその結果、32の選挙区で共闘を進めた立憲民主党、社民党、無所属(福島1区の金子恵美氏など)が勝利するという、新たな活路を切り開きました。これは「暴走するアベ政治」の痛打になったことは間違いありません。

3つは民進党が事実上解党し、希望に合流するという野党共闘の分断と新たな混乱の中での戦いになりました。結果、自・公政権は3分の2という多数を占めましたが、改憲、消費税増、「森・加計問題」など課題山積であり、今後の激動は避けられないでしょう。


三、私の立ち位置について

50数年もの間、共産党員として活動し、選挙に負けて悔しくないはずはありません。でも私はこう思う。共産党は野党共闘の成功のために犠牲を覚悟でこの選挙に臨んだのです。しかし国民的には政治を変える軸足となる「共産党」のことをまだ分かってもらいないのではないか。

誤解を恐れないで言おう。共産党の全体像を大胆に言うならば「今の憲法が共産党の理念のすべてである」と。共産党が目指しているものは「国民の国民による国民のための政治」です。

「共産主義」とは、それを理想としていることである、と。では、なぜ共産党は伸びなかったのか。やはり「力不足」である。捲土重来を期し頑張ります。よろしくお願いします。


<総選挙の結果>

浪江町
 2017年比例得票(率):565票(7.93%)
 2014年比例得票(率):766票(11.25%)
 小選挙区得票(率) :604票(8.37%)

5区計
 2017年比例得票(率):13,824票(8.59%)
 2014年比例得票(率):18,602票(12.21%)
 小選挙区得票(率) :16,154票(10.02%)

2017年10月21日土曜日

かけある記 比例東北(定数13)で初の2議席を‼(2017年10月20日)

福島県内13万・浪江で1,000票を

これからが最後の勝負、あと2日、今度こそ東北から比例で2人当選を。昨日は浪江支部·後援会の緊急行動に8名が参加。二本松·福島·郡山の復興住宅など赤旗号外配布と対話·支持拡大に打って出ました。

 私は自宅で電話にしがみつき、「町会議員の馬場いさおです。今度の選挙、浪江でも得票を増やし、定数13の東北で二人取りたい。共産党の議席こそ被災者の声を届ける確かな力」と訴え続けました。78人と対話できました。(留守が18件、折り返しの電話も2件ありました)

  • マスコミ予想では「安倍さんが強い」と言われているが、それでは困る。俺はまだ決めていない。応援するよ。
  • わたしは浪江に戻りました。まだ寂しいですね。分かりました。皆にも声かけておきます。
  • あー、はい。わかっています。避難しているときは共産党さんにお世話になった。
  • 新しい政党ができてどうなっているのかわからない。(ここで希望の党は明確に憲法改正するといっていること。立憲民主は今のところ「ブレない)といっているけど、選挙後は不透明であること。

7月の都議選でも「共産党議席後退」のマスコミ予想が出たけれども最後までの奮闘で躍進したこと。森友、加計問題で安倍さんはごまかし続けていること。共産党が伸びてこそ、暮らしや憲法問題でも他の野党と力を合わせることができることなど対話になりました。


  • あー、績さんですか。いや114号線(枝線の出入りの手続きのこと)、あのままでは困りますよ。あれでは津島に行くのが面倒でゆかなくなってしまう。何とか改善してもらわないと。お願いします。選挙は応援するから心配しなくていいよ。
  • 二日前に家内と二人で二本松事務所に行ったら「今日は期日前投票できない」といわれ戻ってきた。あれではだめだと思うよ。選挙のことばかりではない、町は今少し、避難している人のことを考えてもらいたい。今度の選挙、友達にも声かけます。頑張ってください。
  • 今、1020日AM8:09)うれしい返信がきた。「おはようございます。わかりました。」昨日『共産党躍進のためにお力お貸しください』と、知り合いの方にお願いのからの返事です。

憲法壊し、国民の財産私物化のアベ政治はもう御免です。福島と国民を大事にする政治を求めます。

あと1議席増には東北6県で51,958票増が必要です!

【比例目標】
 福島130,000票(2014年比例得票/82,019票)
 東北ブロック:601,500票(2014年比例得票/379,811票)

2017年10月15日日曜日

かけある記 一枚のポスター(2017年10月15日)


町中、いたるところにポスターが張り出されている。先ず候補者の写真が並ぶ公営掲示板。告示日の貼り出し作業は定番である。ところが今年は少し違った。告示の日になっても候補者ポスターが手元にない(届いていない)のである。

その日の朝、5区選対事務所があるいわき市まで取りに行くことになった。打ち合わせの通り車2台、二組で貼り出すことにした。一組は葛尾分4枚、僕らは浪江町内4枚(のみ)と二本松にある浪江分の2枚、大玉村にある富岡公営住宅前の1枚、計7枚を貼り出すことにした。

7時に自宅出発、予定通りいわきから浪江、途中「とんやの郷」でそこそこに昼食。あとは休まず走り通し、終わったのが午後4時。途中高速道を入れて、なんと走行距離300キロ超。ウーン、ポスター一枚当たりの時間と距離は...?

昨日は街頭張り出しができる看板ポスター(公営でない)を5カ所設置した。地主の協力を得て二本松石倉復興住宅団地前にも設置出来た。それだけではない。『共産党さんは何時も頑張っているからね。ありがとうと言いたい。今度は野党第一党になるよう期待しているよ』とも。

一枚のポスター、一つの看板にそれぞれの期待が込められていることを実感した。対決軸は明確である。「アベ政治と野党共闘分断勢力」に負けるわけにはゆかない。原発被災地と被災者にとって大義ある政治の大波をつくるために全力で頑張ります。

「比例は共産党へ」、是非お力をお貸しください。


議会報告(9月議会馬場 績議員一般質問)

(1)国保事情制度改正について
国保の広域化、いわゆる「国保事業都道府県単位化」のそもそもの問題は何か、ということであります。介護サービスの利用料負担が1割かから2割に引き上げられ、来年8月からは単身世帯収入が340万以上の人は3割負担に引き上げられます。国の「社会保障一体改革」のもとで福島県は「地域医療構想」を作成しましたがそれによると県内2万の入院ベッドを一定期間内に23%も削減する構想が示されました。これが国保の広域化を進める基本的な背景であります。そのために「県単位」で地域医療体制と国保財政に責任を負わせるということにあるといわなければなりません。

国の財政支援について
帰還の現状を見れば町民生活の正常化は程遠いと判断せざるを得ません。したがって町の医療体制の強化と医療・介護負担の免除継続は命綱であるといわなければなりません。


①国の財政支援継続と、町の対応についてお答え下さい。
【健康保険課長】国に対しては、国保税及び一部負担金免除、さらには健康管理等に係る財政支援の長期継続を強く要請してまいります。

2017年10月13日金曜日

かけある記 政治は誰のためにあるのか、冒頭解散を考える(2017年10月1日)

9月29日未明、7日間のチェルノブイリ調査旅行を終えて無事帰宅した。

緊迫する日本の政情については、滞在中、同行した友人のスマホで知ることができた。28日の臨時国会冒頭解散について、千葉の友人から怒りのメールが入っていた。

「冒頭解散。これはナチスの手口ではないのか。以前、麻生副総理は『ある日、気が付いたらワイマール憲法が、ナチス憲法に代わっていた。あの手口、、、』を学んだのではないか。国政の私物化(独裁)、これはまさにナチスの手口です」と。国民には何一つ語ることなく冒頭解散など「仕事し内閣」どころか「詐欺師内閣」である。解散決議のみ、臨時国会などありえない。

混乱を「勝機」と見たのか、小池知事が突如として「改憲」新党を立ち上げた。それに引きずり込まれるように民進党解党。民進党はこぞって「希望の党」に公認申請するという。前原氏は直前までの野党共闘・市民連合との合意をチャラにしてしまったのである。

率直に言わせてもらおう。それは重大な背信行為であり、改憲の片棒担ぎである。小池新党は憲法改正と安保法制容認を旗印にしており、安倍路線となにも変わりがない。それに対峙する野党と市民連合こそ、希望と展望があるのではないでしょうか。

政治は誰のためにあるのでしょうか。
特に原発被災地、福島に必要なのは「劇場政治」などではありません。いま必要なことは、避難解除されても買物もできない、安心できる医療もない、働く職場もない、安心して作物も作れないのです。浪江町川添の国玉神社前は0.56マイクロシーベルト/hもあり、今でも線量は高い。消滅の危機にある「帰還困難区域」の保全と再生です。特別に困難を抱える福島の暮らしの土台と生業再建です。

いよいよ総選挙。主権在民の旗を掲げ、ぶれない共産党の躍進こそ、暮らし・被災地の再生・原発ゼロ・平和と人権・憲法を守る最大の根幹です。お力をお貸しください。



議会報告(9月議会馬場議員一般質問)

●帰還困難区域の保全と拠点整備について

【質問】道路の損壊や国道沿線の倒木が起きており危険です。町道・県道・国道の行政による定期的なパトロールと道路の保全管理を。
【企画財政課長】県と連携し、除草やパトロールに取り組んでおります。

【質問】津島地区で民家火災(全焼)が発生しました。イノシシ、サル等の被害が拡大しております。さらに農地集落保全の取り組み、携帯電話の通話確保は緊急課題です。
【企画財政課長】まず拠点区域の先行整備を進めてまいります。携帯電話の不通話区間の改善は、来年度の事業化に向け、現在、携帯電話事業者と協議中です。