共産党は残念ながら後退・また躍進を目指します
一、選挙結果について
今度の選挙で比例東北では現職の高橋千鶴子さんが当選。しかし、共産党は21議席から12議席に大きく後退、残念ながら敗北しました。
浪江町支部・後援会は前回得票を踏まえ、比例1000票を目標に闘いましたが、結果は比例得票565票(得票率7.93%)、小選挙区では604票(得票率8.37%)でいずれも2014年衆議院選挙より後退しました。※下表参照ください
二、今回の選挙をどう見るか
1つは野党4党(共産、民進、自由、社民)と市民連合の共闘合意が、民進党の背信で野党共闘路線に逆流が起きました。しかし日本共産党は市民と野党共闘の成功のため一貫して努力し、83の選挙区で候補者を立てず、「比例は共産党」の立場で誠実に奮闘しました。
2つはその結果、32の選挙区で共闘を進めた立憲民主党、社民党、無所属(福島1区の金子恵美氏など)が勝利するという、新たな活路を切り開きました。これは「暴走するアベ政治」の痛打になったことは間違いありません。
3つは民進党が事実上解党し、希望に合流するという野党共闘の分断と新たな混乱の中での戦いになりました。結果、自・公政権は3分の2という多数を占めましたが、改憲、消費税増、「森・加計問題」など課題山積であり、今後の激動は避けられないでしょう。
三、私の立ち位置について
50数年もの間、共産党員として活動し、選挙に負けて悔しくないはずはありません。でも私はこう思う。共産党は野党共闘の成功のために犠牲を覚悟でこの選挙に臨んだのです。しかし国民的には政治を変える軸足となる「共産党」のことをまだ分かってもらいないのではないか。
誤解を恐れないで言おう。共産党の全体像を大胆に言うならば「今の憲法が共産党の理念のすべてである」と。共産党が目指しているものは「国民の国民による国民のための政治」です。
「共産主義」とは、それを理想としていることである、と。では、なぜ共産党は伸びなかったのか。やはり「力不足」である。捲土重来を期し頑張ります。よろしくお願いします。
<総選挙の結果>
浪江町2017年比例得票(率):565票(7.93%)
2014年比例得票(率):766票(11.25%)
小選挙区得票(率) :604票(8.37%)
5区計
2017年比例得票(率):13,824票(8.59%)
2014年比例得票(率):18,602票(12.21%)
小選挙区得票(率) :16,154票(10.02%)