2017年10月13日金曜日

かけある記 政治は誰のためにあるのか、冒頭解散を考える(2017年10月1日)

9月29日未明、7日間のチェルノブイリ調査旅行を終えて無事帰宅した。

緊迫する日本の政情については、滞在中、同行した友人のスマホで知ることができた。28日の臨時国会冒頭解散について、千葉の友人から怒りのメールが入っていた。

「冒頭解散。これはナチスの手口ではないのか。以前、麻生副総理は『ある日、気が付いたらワイマール憲法が、ナチス憲法に代わっていた。あの手口、、、』を学んだのではないか。国政の私物化(独裁)、これはまさにナチスの手口です」と。国民には何一つ語ることなく冒頭解散など「仕事し内閣」どころか「詐欺師内閣」である。解散決議のみ、臨時国会などありえない。

混乱を「勝機」と見たのか、小池知事が突如として「改憲」新党を立ち上げた。それに引きずり込まれるように民進党解党。民進党はこぞって「希望の党」に公認申請するという。前原氏は直前までの野党共闘・市民連合との合意をチャラにしてしまったのである。

率直に言わせてもらおう。それは重大な背信行為であり、改憲の片棒担ぎである。小池新党は憲法改正と安保法制容認を旗印にしており、安倍路線となにも変わりがない。それに対峙する野党と市民連合こそ、希望と展望があるのではないでしょうか。

政治は誰のためにあるのでしょうか。
特に原発被災地、福島に必要なのは「劇場政治」などではありません。いま必要なことは、避難解除されても買物もできない、安心できる医療もない、働く職場もない、安心して作物も作れないのです。浪江町川添の国玉神社前は0.56マイクロシーベルト/hもあり、今でも線量は高い。消滅の危機にある「帰還困難区域」の保全と再生です。特別に困難を抱える福島の暮らしの土台と生業再建です。

いよいよ総選挙。主権在民の旗を掲げ、ぶれない共産党の躍進こそ、暮らし・被災地の再生・原発ゼロ・平和と人権・憲法を守る最大の根幹です。お力をお貸しください。



議会報告(9月議会馬場議員一般質問)

●帰還困難区域の保全と拠点整備について

【質問】道路の損壊や国道沿線の倒木が起きており危険です。町道・県道・国道の行政による定期的なパトロールと道路の保全管理を。
【企画財政課長】県と連携し、除草やパトロールに取り組んでおります。

【質問】津島地区で民家火災(全焼)が発生しました。イノシシ、サル等の被害が拡大しております。さらに農地集落保全の取り組み、携帯電話の通話確保は緊急課題です。
【企画財政課長】まず拠点区域の先行整備を進めてまいります。携帯電話の不通話区間の改善は、来年度の事業化に向け、現在、携帯電話事業者と協議中です。