2017年9月3日日曜日

谷口さんを悼む



谷口稜曄(たにぐち・すみてる)さんが去る8月30日逝かれた。谷口さんの話を直接聞くことができたのは2015年4月24日、核拡散防止条約(NPT)再検討会議/ニューヨーク行動でのことである。会場となったニューヨークのクーパーユニオン大学。開会セレモニーで『(被ばく半年後に米軍が撮影した自身のカラー写真を掲げ)私は当時16歳。背後から熱戦を浴び背中一面大やけど。痛みと苦しみの中で「殺してくれ!」と叫んでいました。私は地獄をさまよい手術を繰り返し、奇跡的に生き延びることができました。ノーモアヒバクシャ ノーモア ウォー』会場は静まり、暫くして大きな拍手が沸いたことを憶えている。
 
いま122もの国が賛成し「核兵器は違法」である、とした核兵器禁止条約が国連で採択さた。これは谷口さんをはじめ、核兵器禁止の声を上げ続けた市民の声と世界の力だと思います。背を向けている日本政府も、市民の共同の力で必ずそれを実現する日が来ることを私は確信します。

命をかけて、静かに語り続けた谷口さんの願いが。
安らかにお眠りください。 合掌

町議会9月定例議会は9月5日からです。

馬場町議の一般質問は9月5日、5番目に行います。傍聴できる方は是非お願いします。

1、復興の現状と課題について
・家屋解体受け付け締め切りの延長見直しは
・再除染と線量低下の実態は
・帰町された町民の診療の特徴と医師の補充見通しは
・帰町した町民が自由に集まれる施設開設の計画は
・水素製造拠点の諸問題は

2、仮設住宅の集約について
・現在入居者の立ち退き問題について
・他

3、帰還困難区域の諸問題について
・国道114号線の自由通行と枝線封鎖の管理について
・農地・集落保全と拠点整備計画の概要は
・他

4、工事請負契約と高落札率についてについて
・第三者による入札結果の検証と情報公開について
・一者入札の禁止について
・弁護士などが参加する監視委員会設置について

5、国保事業の制度変更と町の対応について
・県移管による国保税の試算について
・避難自治体に対する国の財政支援の継続は
・他

6、政治認識について
・安倍政権と改憲発議の認識を問う
・北朝鮮の核・ミサイル問題と米朝対話の提案について