Sさんからハガキが届いたのは質問原稿作成中だったから、多分12月2日頃だったと思う。
サンタさんが大きな袋を抱えた、あの絵柄である。いくつになってもうれしものである。お礼のメールだけでもと思いながら、失礼のままである。
「私は、○○の仮設で、復興住宅ができるまで冬眠しています。」と、一言書かれていた。今年の10月、仮設から仮設への「転居」を余儀なくされた。仮設住宅に入る前も3度4度と避難先を「移動」してきたのに、である。
そして今年の5月、やっと5度目の応募で復興住宅に「当選」した方である。『なんで私がこんな目に合わなければならないのか』と嘆いてもいた。
復興住宅の完成時期もまだ連絡がないという。
にこやかなサンタの絵模様が私の心に突き刺さってくる。
早く復興住宅に入れますように。
Merry Christmas TO YOU TOO!
12月議会・私の一般質問から
帰還困難区域の拠点整備・除染計画の問題〜線路のないところに電車を走らせる?〜
「拠点区域」の範囲について
①5年以内に1μ㏜/h以下(年間5m㏜)になるところ②居住促進ゾーンの範囲は帰還や土地利用見込み等により決定する
③農業再開ゾーンは農業再開見込みにより決定する
とあります。
それは目標なのか、認定の条件なのか。もし「認定の条件」であるとするならば、その条件を満たさなければ「何もできない」ということになるではありませんか。問題の根本は何かということです。強制避難を余儀なくされたそもそもの原因を排除する、そのためには先ず除染をする、そして原状回復へ接近する。それが「福島復興再生」の最低限の責任ではありませんか。
最初から3つの条件を持ち込み、それを満たさなければ「出来ない」ということになれば、なにもしないで、「線路のないところに電車を走らせる」ということになる。とんでもありません。7年も待ち続け、これからも待たなければならない帰還困難区域の住民の心に応える最低限の責任ではありませんか。
町はそれをあくまで代弁し「再生を希望する」困難区域の願いに応えるべきであり、「目標」とすべきであります。町長に答弁を求めます。
[企画財政課長]福島復興再生特措法の「特定復興拠点整備計画」の認定条件に規定されております。