宗像窯を訪ねる~会津本郷〜
若いころ会津にいたことがある。妻の実家が熱塩加納村(当時)にあり、鰊の山椒漬けを食べたことがある。義母が鰊鉢に漬け込んだもので、山椒の香りとともにあの酸味のある醤油味は何とも美味だ。今でもそれを探して買ってくることがある。
会津には15年間もいたのだが、鰊鉢を焼く会津本郷を訪ねたことがなかった。
10日ほど前の12月16日、旧本郷町を訪ねた。12月定例議会が終わり、一息つきたかったのかもしれない。大玉村の自宅からは1時間半ほどで目的の宗像窯に着いた。思ったより近い。12月半ばの会津本郷は周りの山も、家々の屋根も、道路にも雪があり、降り付ける雪が静かに焼き物の町を包み込んでいた。
お店は通りから奥まったところにある。八代当主宗像利浩氏の奥さん、真理子さんがいた。福島の奥深さを書き詰めた「ふくしま讃歌」で黛まどかさんが紹介(P90)している方でもある。裏手の小高い山に作られている7つの登り窯は、見るだけでも圧巻である。手前の3っつはすでに窯出しが終わり、奥の4つは窯口が塞がれたままである。お店に戻り、あの鰊鉢と同じ窯色(やきいろ)のコーヒーカップを求めて帰路についた。
「文禄の歴史煙立つ登り窯」 績
<避難解除の最近の動き>
2016.12.12/ 議会全員協議会〜政府・原子力災害現地対策本部が説明〜
●11/1からの準備宿泊の状況は約2%でしかありません。(12月8日現在)
・登録世帯は218世帯で545人です。そのうち宿泊受付は160世帯、
385人ということでした。受付世帯で全世帯の2.2%、宿泊数で2%とわずかです。
●1月下旬にも住民懇談会を開催(避難指示解除に向けた政府方針)
①平成29年3月の避難指示解除を目標としている。
②住民懇談会を開催し解除時期を示す。
③年明け早々にも議会、区長会と協議する。
<避難解除時期は延期すべきである>
同日は町長も出席、議会から多くの意見が出されました。
A議員:高線量地区が上流にあり、現状で解除できるのか。
B議員:除染その4地区(立野上・中、田尻、小野田、谷津田、川添、上ノ原、権現堂1~8などの地区)の除染は3月まで終わるのか。
馬場議員:宅地の除染で5割から7割下がったというが平均値であり、これでは信頼できない。生活は個別、詳細図を示せ。
後藤副本部長:(結果に対して町民や議会と)信頼関係が構築されていない。除染で下がったという声もある。
1/13議会復興・創生特別委員会(委員長馬場績)で現地調査をします。除染の現場、災害公営住宅や浪江診療所の建築状況、建物解体状況、事業再開訪問など実施します。