2017年4月11日火曜日

今村復興相の「自己責任」発言に抗議、辞職申し入れ 2017年4月9日

 去る7日夕刻、馬場績議員のところに「今村発言は許せない。ぜひ抗議してほしい」との電話がありました。8日朝、国会議員会館今村事務所にFAXで以下の抗議、辞任を申し入れました。



今村復興相の「自己責任」発言に抗議し、
謝罪と辞職を求める申し入れ

去る4月4日、記者会見での自主避難者に対する「自己責任」発言は重大問題である。

 第一にそもそも福島原発事故に対する国の加害者責任を認めていないという重大発言である。これは「人災」と認めた国会事故調の報告にも反しており許されない。

 第二にこの3月で自主避難者に対する住宅支援を打ち切る福島県と、国の責任を認めない発言である。これは避難の権利を認めた「子供・被災者支援法」の理念の背骨と被災・避難者が継続を求める住宅支援制度を否定する発言である。

 第三に今村復興相はこれまでも度々暴言を繰り返しており、確信犯といわなければならない。例えば福島県の風評被害に対し「生産者の努力がまだまだ足りない」とか、「ふるさとを捨てるのは簡単だが」などとこれまでも暴言・暴論を繰り返してきたことは許されるものではない。

 これらのことは本来、福島の復興・再生に最後まで責任を負うべく立場にある復興相が、この程度の認識でその職にあたっていることの自己証明であり、もはや有害でしかない。

 依って、去る3月31日に避難解除された浪江町民として、今村復興相の「自己責任」発言に厳しく抗議し、被災者と福島県民に心からの謝罪と、貴職の辞任を断固求めるものである。


2017年4月8日

福島県浪江町大字赤宇木字椚平1-16

浪江町議会議  馬場 績