新年の新聞を読む
「新年に翔(かけ)る」(福島民報1月3日)の囲み記事に、浪江町出身の民謡歌手、原田直之さんが登場。ふるさと公演では相馬民謡をうたい上げたのだろうか。新年から故郷を思い出してしまった。
「破綻したアベノミクス」
「声」欄(朝日新聞1月1日)の山田さんは痛烈。「そもそも不幸を生むかけ事を成長戦略とすること自体が下品極まりない」、とカジノ法を一括。「破綻したアベノミクス」と読む。「立憲の理念をより深く」(1月1日の朝日社説)では、自民党の改憲草案を「立憲主義を否定しないとしつつ...人権が永久不可侵であることを宣言し、憲法が最高法規であることの根拠を示す現行の97条を、草案は丸ごと削った。」と問題の核心を突いている。憲法9条とともに立憲主義を絶対に沈めてはならない、と決意を新たにさせられた一文である。
原発事故後東電からの3大銀行などへの支払い利息1993億円
原発の問題では1月3日の「しんぶん赤旗」が「原発事故後東電からの3大銀行などへの支払い利息1993億円」と一面で追及している。調査した日本共産党の塩川鉄也衆議院議員は、(福島原発の廃炉・賠償・除染など)「政府は巨額の国民負担を押し付けようとしていますが国民は納得できない」、「メガバンクの貸し手責任を問うなど、国民負担の最小化を図り、原発政策を根本から転換すべきです」との談話を載せています。ちなみに約2000億円もの支払利息はこれまでの農業賠償2390億(福島民報1月3日報道)の83%を占めるものであり、メガバンクなどの共同責任=債権放棄を求めるべきものと思います。
『米軍基地も、原発も、日本の、自分の、問題だ』
最期に新年に届いた12月26日「農民」しんぶんに掲載された菊地 穂奈美さん(郡山地方農民連)のリポートの一部を紹介して閉じたいと思う。「ありがとう、僕はまた進む。長い道かもしれないけど、いつかいうのだ。「勝つ方法はあきらめないこと」。 ______今年もよろしくお願いします。